2007年12月5日水曜日

MonochromのLessig is Lessig

昨年末の 23C3 で Monochrom が Lessig の基調講演を聞きながら

即興で作った歌「Lessig is Lessig」が完成し、
しかも本家 Boing Boing にも掲載されている!
ということで、今年の物と一年前の物をアップしておこうと思います♪





Lessig is Lessig2007
Lessig is Lessig



Creative Commons関連記事の紹介

1)FM福岡「コピーの品格」


FM福岡で2007年11月25日(日)夜7〜8時に放送された「コピーの品格」という番組が
クリエイティブコモンズライセンス(表示・非営利・改変禁止)で放送され、
ニコニコ動画にアップされました。

コピーの品格

「コピーの品格」ブログ
白田さんのサイト
MIAU公式サイト 
SNOOPさんのサイト


2)ドイツのテレビ局 NDR がCCを採用

ドイツの放送局(ラジオ局とテレビ局) Norddeutscher Rundfunk (NDR) がいくつかの番組に
CC ライセンスを採用することが発表されました。

NDR はドイツ公共放送連盟 (Arbeitsgemeinschaft der öffentlich-rechtlichen Rundfunkanstalten der Bundesrepublik Deutschland 略称:ARD(アー・エル・デー)) という、ドイツの公共放送の一部。

CC ライセンスになるのは、 Extra 3 というpolitical comedy showと、 Zapp というcritical media magazineの一部で、 BY-NC-ND ライセンスでのパイロットプロジェクトを6ヶ月行う、とのこと。

Creative Commons Blog の記事

3)Virgin Mobile訴訟からCCは外れました。

Lessigのブログにレターがそのまま掲載されています。
裁判の勝訴/敗訴ということではなく、原告が「Creative Commonsを訴えることがお門違い」
ということで、訴えを取り下げたのです。

とはいいつつ、引き続きCreative Commonsがわかりやすさを訴求しなければならないことは変わらないですね。

Lessigのpost

4)WikipediaとCreative Commonsの相互互換性問題

Jimmy Wales : Wikipedia compatible with Creative Commons


Jimmy Walesが上記でアナウンスした通り、Wikimedia Foundation boardは
Free Software Foundationが提案した「Wikipedia (及びその他 wiki) を
Creative Commons Attribution-ShareAlike licenseにリライセンシングするという
提案を可決しました。

※ただし、リライセンシングについてはコミュニティでのディスカッションと投票の後、
最終決定するのであってWikipediaがCCにリライセンシング「された」ということではないそうです。
大きな一歩ではあります。

Wikimedia foundationのresolution:

Lessigのpost:

5)Creative Commons 5周年!

サンフランシスコやベルリンやNYやセカンドライフ内など、各地で 12/15 に5周年パーティが開催されます。
サンフランシスコではCreative Commonsの会長であるJoiやCEOであるLawrence Lessigが出席し、Gilberto Gilが生演奏, Phi Phenomenon がビデオリミックス,  DJ Spooky の音楽提供が行われるそうです。

Creative Commons Blog の記事

6)Anepsosis という MMMORPG のキャラクターにCCライセンス

Anepsosis というオープンソースの 3D MMORPGが、game artの全て (テキスト、絵、スケッチ、3Dアート、音の全て)を CC BY-SA ライセンスで公開することを決定しました。Anepsosis はゲーム自体オープンソースプロジェクトなのでGNU GPL Version 2で公開されています。

Creative Commons Blogの記事


2007年12月2日日曜日

Joi Lab seminar

Joi Lab Seminarも毎月続けてます!

8月のセミナーはこの記事で書きましたが、
(9月はNew Context Conferenceをやったので割愛)
10月はNew Context ConferenceをJoiが解説するということでやりまして
11月は "show-and-tell" みんなで持ち合いでプレゼン大会!をやりました。

更に、スペシャルゲストでMakeの Phillip TorroneLimor Fried にも登場して頂きました!


Phillip Torrone and Limor Fried @ joilabseminar


プレゼンテータは以下の通り:

1) 高木さん
    通信と放送の未来
2) 杉浦さん 
    Wikimania report
3) 佐藤さん
    Tabebot
4) 山崎富美

    Ars Electronica report
5) 和田さん
    和田ワールド
6) 枝さん
    「わたしはこんな記事を書いてきた」


Yu Takaki @ joilabseminar
Masanori Sugiura @ joilabseminar
Masa Sato @ joilabseminar
Koichi Wada @ joilabseminar


Hiroki Eda @ joilabseminar

  
Photos by Fumi Yamazaki Licensed under Creative Commons Attribution Non-commercial Share-alike License


PhilとLimorのプレゼンはこちらでご覧頂くことができます!

Phil and Limor at Joi Lab seminar




CCphotowalk

最近の活動アップデート!

11月に、2回CCPhotowalkというイベントを主催しました。

一回目は11月11日に、渋谷で。写真はこちら
二回目は11月23日に、下北沢で。写真はこちら
(正確にはゼロ回目を7月に新宿&表参道でやってます。写真はこちら:)


写真撮影したい街を決め、その街について詳しい人がガイドを行うというイベントです。

��渋谷はJoi 下北沢はBrian が案内してくれました)

色々な街で写真を撮影して、Creative Commonsライセンスで公開し、

市役所や駅やガイド本等を作っている会社等に寄贈したらどうかということでやってみています。

渋谷のときの写真:

Joi ガイドありがとうございました!

more photographers.jpg
Photo CC-BY-NC-SA Fumi Yamazaki

ビデオも作ってみました!

ccphotowalk071111


mika3.jpg

Photo CC-BY-NC-SA Fumi Yamazaki

JoiによるPhotography101のビデオはこちら:

Photography 101 by Joi


 







http://flickr.com/photos/joi/1973885389/

Photo CC BY Joichi Ito





http://flickr.com/photos/jimgris/1976261814/

Photo CC BY-NC-SA Jim Grisanzio


http://flickr.com/photos/chiaki/1991569169/
Photo CC-BY-NC-SA Chiaki Hayashi


Joi and Asheesh.jpg

Photo CC-BY-NC-SA Fumi Yamazaki

mizuka.jpg
Photo CC-BY-NC-SA Fumi Yamazaki

joi and mizuka.jpg
Photo CC-BY-NC-SA Fumi Yamazaki
 


"もみのきハウス"でディナー。

    You Are What You
Eat.


    食べるものが心と体をつくる。

。。。をコンセプトとするレストランです。

smiling jim G.jpg

Photo CC-BY-NC-SA Fumi Yamazaki


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下北沢の時の写真。

Brian ↓ガイド、ありがとうございました!


Brian

Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki


下北沢ではお店のシャッターの落書きがひどかったらしいのだけれど
シャッターに絵を描いたら落書きが減ったそうな。
そんな経緯で、早朝に下北沢に行くと
お店のシャッターに書かれたたくさんの絵を見ることができるのです!


shuttershuttershuttershuttershuttershutter

Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki

すずなり横丁と旧闇市。


鈴なり横丁旧闇市旧闇市Joi
Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki



Waffle Cafe でワッフルを食べながらBrianの写真展を鑑賞。



CC-BY-NC-ND by Brian (Zebrio)



at waffle cafegear

Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki

更に新宿で開催されていたBrianの写真展示を見に、写真ギャラリーへ。


 円月撮法
Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki

ランチ。

 at lunch
Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki

Gallery M で更に写真鑑賞。

 at Gallerie M
Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki

終了時刻には暗くなっており、夜景も撮れました!


夕焼け ドコモタワー 新宿
Photo-CC-BY-NC-SA by Fumi Yamazaki




2007年10月16日火曜日

Blog Action Day

So... I think I should write this post in English,
as this blog is registered to Blog Action Day Blogs.

Today is the day... and it seems that there are 15,861 blogs that are participating,
and the combined rss reach of blogs are 12,697,713.

Amazing.

So personally speaking, one of the issues that I'm concerned is Stop-Rokkasho.

Rokkasho mura is a village in Japan's northern Aomori Prefecture
and a nuclear reprocessing plant has been constructed there.

This reprocessing plant creates Plutonium by recycling the waste  of existing nuclear power plants,
but when this plutonium is created,
it also creates radioactivity worth 1 year of the nuclear power plants within 1 day.

Now, where do those waste go?

They build a big pipe and omit them to the air and ocean.
A tall chimney and a long pipe 4km long.

INSANE.


Ryuichi Sakamoto launched stop-rokkasho.org to stop this.
Because "stop" seems to have a negative image, he also started "more trees" project.

One of the things he recommends you to do is to use the CO2 calculator
and check out how much CO2 you are omitting and how you can fix that.


I am planning to visit Rokkasho-mura the end of this month.
My mom started to work against Rokkasho too.
My sister lives in Aomori prefecture (not Rokkasho though).

日本語では多くは語りません。坂本龍一さんのインタビュービデオをみてください。
 

BlogTV SP(August) 3of5 坂本龍一

坂本さんが最後におっしゃっているCO2 Calculatorはこちらです。





2007年10月3日水曜日

A new General Counsel and Vice President for Creative Commons

<プレスリリース>

Creative Commons Announces New Vice President and General Counsel


Virginia RutledgeさんがCreative Commonsの Vice President 兼 General Counsel に就任しました。

CC の 法律問題、アート関連のイニシアチブを取り、そして米国を含む世界中のアート/文化関連の組織との
パートナーシップに取り組むとのこと。

ニューヨークの法律事務所 Cravath, Swaine & Moore LLP で知的財産権、アート、エンターテインメント、
独禁法、証券、商法関連の案件を扱ってきた経歴を持ち、クライアントはTime Warner Inc.,
Warner Music Group や Warner
Bros.、そして New Line Cinema等のメディア及び音楽関連業界だったそうです。

アート関連と法律関連のエキスパートということで現在のCCの必要とする人物像にぴったりということで
Lessig先生も非常に喜んでおられます

News of Rutledge’s appointment has been well received within the
legal and arts communities. “I applaud Creative Commons for its
inspired choice of Virginia Rutledge as Vice President and General
Counsel,” said copyright expert William Patry, Senior Copyright
Counsel, Google Inc. “Virginia’s background in academia, the art world,
and the white-shoe corporate law firm environment is unique. Her
ability to forge consensus, her love of learning and commitment to the
public interest will serve Creative Commons and the rest of us
exceedingly well.”


“Creative Commons couldn’t have made a better choice,” said
Joel Wachs, President of The Andy Warhol Foundation for the Visual
Arts. “Virginia has deep knowledge of contemporary art practices and
institutions, and the practical experience of working within a highly
competitive corporate culture. She will do an excellent job of helping
to build relationships between communities that have a common interest
in promoting vibrant cultural production and exchange.”



非常に期待されます!!


NCC2007 BlogTV放映

BlogTVでは The New Context Conference 2007 の様子を撮影/編集し、
9/27にテレビ番組として放映しました。

まだこれから少し修正を加える予定なのですが、
まずは第一報ということで、会場の様子をご覧頂ければと思います。

なお、BlogTVのコンテンツは全てCreative Commons Attributionライセンスですので、
ご自由に再利用、リミックスして頂いて結構です。



Wikipedia創設者、Jimmy Walesさん。

BlogTV SP(Sep) Wikipedia Jimmy Wales Speech 1of5



Bit Torrent社長兼共同創業者、Ashwin Navinさん。

BlogTV SP(Sep) BitTorrent Ashwin Navin Speech 2of5






 

LinkedIn創業者、会長兼社長、Reid Hoffmanさん。

BlogTV SP(Sep) LinkedIn Reid Hoffman Speech 3of5


 
慶応義塾大学環境情報学部教授、稲蔭正彦先生。

BlogTV SP(Sep) Keio Univ. Masa Inakage Speech 4of5


 
DJ、プロデューサーのテイ・トウワさんと映画監督の中野裕之さん。





 





























BlogTV SP(Sep) Hiroyuki Nakano & Towa Tei Speech 5of5

また、本カンファレンスについてたくさんの方にニュース記事やブログを書いて頂きました。
いくつかご紹介させて頂きたいと思います。

多様性が魅力のTHE NEW CONTEXT CONFERENCE開催(nobilog2)

The New Context Conference 2007(女性ベンチャー起業家の細うで繁盛記)


<Impress Broadband Watch>
FONやPlaceEngine、慶應大学村井教授らが「ネットワーク 2.0」を議論

<CNet Japan>

メディアアート×ゲームで生まれるものとは--日米の事例を追う


シリコンバレーでの成功の秘けつは「アイデア」と「資金調達のネットワーク」--LinkedIn社長







2007年9月29日土曜日

Blog Action Day & More Trees

皆様。10/15は Blog Action Day です!

今年の One Web Day は忙しくて何もできなかったのですが
Blog Action Day は簡単なことからやれればと思います。

blogactionday


Blog Action Dayとは?

10/15に世界中のブロガーが「環境」について記事を書くという運動。

参加する方法は3つ。



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環境問題といえば、先月の BlogTV では坂本龍一さんの Stop Rokkasho と More Trees
を取り上げさせて頂きました。



BlogTV SP(August) 3of5 坂本龍一



プルトニウムの再処理工場は、普通の原発で1年で出るぐらいの放射能が1日で出ちゃう。
その危険物をどうするかというと、
「高い煙突を作って危険物を出してしまう」
「海に向かって4kmのパイプを作ってそこに危険物を出してしまう」
って嘘のような話だけれど、本当なんですね。
あいた口がふさがらないんです。。。(><)


10月には、私も一度六ヶ所村に行って来ようと思っています。。。






How to select your CC license

先日、CCについての記事を書きました。

CCライセンスをつけるのは簡単だけれど
その結果がどうなるのかをちゃんとわからずにCCライセンスをつけている場合って多いのでは?
という気が、最近しています。

上記記事の Texas case では、
" Creative Commons がCCライセンスをつけたときに起こりうることについて教育/説明責任を果たしていない "
というようなことを言っているようです。

CCとしてはなるべくわかりやすく、サイトを記述しているのだと思いますが
CC自体が簡単なようで難しい物であるため、
色々突っ込んでいくと難しいところもあります。

何かを公開するときは、その結果がどうなるのかをきちんと考えて行う必要があり、
そこは公開した結果起こりうることへの「覚悟」と
こういうことが起こってほしい!(もっと自分の作ったコンテンツが広まってほしいとか)
あるいはこれは避けたい!(自分以外が自分のコンテンツで儲けちゃったりしたらやだなとか)
。。。という「願い」があって初めて「自分にとって正しい」ライセンスが選べるのだと思います。

そもそも Creative Commons のよいところは「選択」することができることなのであって、
「選択」するにはそれぞれの選択肢を正しく理解しないと選択できません。

そんな中、 " Digital Inspiration " にこんな記事がありましたので、
ちょっと翻訳の上紹介したいと思います。

"A Dummies Guide to Choosing Creative Commons License For Your Own Work"

「猿でもわかるクリエイティブコモンズライセンス選択ガイド」

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Others can do anything with my Flickr Photos as long as they give me credit.

クレジットさえ入れてくれるなら、自分の写真がどう使われても良い場合:

BY ライセンスを選びましょう。


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Others can copy my personal videos, edit if they like or even distribute them on their own sites but should not sell the videos.

自分が作ったビデオが複製されても編集されても他のサイトで配布されても構わないが、
販売はされないようにしたい場合:

BY-NonCommercialライセンスを選びましょう。



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Others can copy photos from my Flickr Gallery, use them on blogs but they are not allowed to edit or manipulate the photos.

自分の写真を複製されてもブログに掲載されても構わないが、編集/改変はされないようにしたい場合:

BY-NonDerivativeライセンスを選びましょう。




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Other
are allowed to take my images and even manipulate them using Photoshop
but they should license their new creations under identical terms.

自分の撮った写真が使われたり、Photoshopで改変されても構わないが、
その再利用されたコンテンツは自分の撮った写真と同じライセンスで配布しないといけないようにしたい場合:

BY-ShareAlikeライセンスを選びましょう。




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Others
can take my music albums and distribute them on their own sites but
they should neither modify the contents nor make any money out of my
music.


自分が作った音楽を他の人がサイトに掲載し、配布しても構わないが改変してはダメ。
そして、販売等お金儲けをするのもダメ。

BY-NonCommercial-NonDerivativeライセンスを選びましょう。






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It is also suggested that you include a Creative Commons "Some Rights Reserved"
button on your site, near the licensed work. Alternatively, you can use
the "No Rights Reserved" button if you choose to dedicate your work to
the public domain.

CCライセンスを使う場合は "Some Rights Reserved" ボタンを、
著作権を放棄する場合は "No Rights Reserved" ボタンをそのコンテンツの近くに表示しておくとよいでしょう。


なお、下記には気をつけましょうという注意事項。

» Creative Commons licenses are all non-exclusive.
This means that you can permit the general public to use your work
under a Creative Commons license and then enter into a separate and
different non-exclusive license with someone else, for example, in
exchange for money.

あるCCライセンスで一般向けに公開したとしても、個別交渉で個別にライセンスを変更することができます。
(例えば特定の人には営利目的可にするとか。。。)


» Creative Commons licenses are non-revocable.
This means that you cannot stop someone, who has obtained your work
under a Creative Commons license, from using the work according to that
license.

CCライセンスで公開した場合、そのライセンスに則って他の人が利用をした場合
止めることはできません。

自分が選択したライセンスで、自分が公開したコンテンツに対しては
自分で責任をもつ必要がある。

だからこそ自分の選択したライセンスによってどんなことが起きるのかを
充分に想定してから選択する必要があるのだと思います。


坂本龍一さんも、先日行ったインタビューで「CCライセンスにしたい曲と、したくない曲がある」
というお話をされています。

仰る通り、何でもかんでもCCライセンスにすればよいのではなく、
CCの正しい理解と正しい運用が広まれば。。。と思います。




2007年8月17日金曜日

The New Context Conference 2007

The New Context Conference 2007 のプログラムも発表になりました!

WikipediaJimmy Wales による基調講演、 Bit Torrent の founder and CEO の Ashwin Navin 等、
今年も海外ゲスト、豪華です!また、 Sony-CSL の北野宏明さんにもご登壇頂けることになりました。

★昨年は Lessig 教授にお越し頂き Creative Commons のお話を頂きましたが
今年も Creative Commons は重要なテーマの一つ。

中野裕之監督がプロの目から見た Creative Commons について、
そして先日の post でもご紹介した Star Wreck の Timo監督 が、
Creative Commons ライセンスで作品を公開することで大成功を収めた例を紹介。
そしてロフトワークの林さん、ニフティの黒田さん、ソニーの本間さんには
日本におけるビジネス側としての Creative Commons との関わり方
そしてアーチストの方や Sony Eyevio、@Nifty 動画共有等の動画共有サイトの利用者の方が
どのように Creative Commons を活用したら良いのか等お話頂ければと思います。

ネットワークの未来 も大きなテーマの一つです。

まず SFC の村井先生と Joi のオンライン対談でネットワークの未来について大いに語って頂きます。
そして FON の founder である Martin Varsavsky のビデオメッセージ、 FON Japan と Joi による対談の後、
Sony-CSL & 東大教授の暦本さんによる Place Engine についてご講演頂きます。

★コンテンツ系についても USC の Scott Fisher先生 と慶応 SFC の稲蔭先生、 Outblaze の Yat Siu と盛りだくさん。
MOGA 」をやっている「 CCMIX プロジェクト」とは、実は稲蔭研と Scott の研究室と
Joi-lab の共同プロジェクトで、 New Context Conference 2007 でも体験型イベントを出展する予定です。

★広告系では AdButterfly のエンジンを作っている Etology からは CEO の Brock が来日し
CGM Marketing の小尾さんと Joi とで対談を行う予定です。

****もりだくさんな The New Context Conference 2007 は9月25日、26日に恵比寿のWestinで開催予定です!****



2007年7月30日月曜日

iCommons Summit @ BlogTV

今月よりBlogTVは月イチになりました。

先週のオンエアでiCommons Summit特番をやらせて頂きました。
30時間分の映像を30分にぎゅぎゅっと圧縮するのは正に産みの苦しみ。

よい番組にしあがったと思いますので是非YouTubeでご覧ください。

BlogTV SP(July) クリエイティブコモンズ iSummit 1of4



BlogTV SP(July) クリエイティブコモンズ iSummit 2of4


ちなみにこちらは前回の予告編。"BlogTV歌"は、まったく何の打ち合わせもなしに一発撮りで
Fディレクターをうならせました(爆)

BlogTV #51 iCommons iSummit07 Sonar07 立花ハジメ 3of3

7月特番はそのほかイタリアで行われたSonarも特集。

BlogTV SP(July) ソナーフェス Sonar Festival 3of4

それから立花ハジメさんのThe Chillも!

BlogTV SP(July) The Chill 立花ハジメ 4of4

超もりだくさんのBlogTV。8月分もすごいです。お楽しみに!



2007年7月21日土曜日

Internet 1996 World Expo

なんと1996年にthe Internet 1996 World Expositionに関わった方たちの映像がYouTubeにアップされました。
ちなみにInternet 1996 World Expositionのサイトはいまだにこちらで見られます: http://park.org/

下記は1995年に撮影されたJoiのビデオ。

Joichi Ito, Expo Spokesperson

初期のwebcastの実録映像

Very First Webcasts


全編がArchive.orgに。

InternetExpo


未来系ではPrometeusとかEPIC2015とかありますが。。。


Prometeus - The Media Revolution
EPIC 2015







Cebu

以前ゼブ島で囚人がアルゴリズム行進をしている映像を紹介したのですが


今度はスリラーを踊ってました!

"Thriller"




2007年7月13日金曜日

Creative CommonsとiCommonsについて

Creative CommonsとiCommonsの違い。。。について
私も今月だけで何度説明を求められたかという感じで
非常にわかりにくいと思われがちなのですが、
ちょうどよいタイミングで
「How is Creative Commons Different From iCommons?」というタイトルの
Ronaldo LemosのPodtechのインタビューが公開されましたのでご紹介しておきます。

端的に言うと、Creative CommonsはLegal project、iCommonsはMovementです。

Creative Commonsはクリエイティブコモンズライセンスの様々な法的問題を扱います。
iCommonsはCreative Commonsをベースにした色々なムーブメント
(IT、ビジネス、教育、フリーソフトウェア、地域プロジェクトなど様々なプロジェクト)を扱います。

Ronaldo Lemos interview





2007年6月25日月曜日

Chiaki Hayashi's speech at iSummit

ロフトワークの林さんがKeynoteスピーカーとして登壇されました!

ロフトワークは、10,000人のクリエイターを擁し、サイト制作、映像制作、キャラクター開発等を行う代理店。
クリエイターが創られる作品の一部をCreative Commonsライセンスで公開する等の
取り組みを行っておられます。


Photo CC-BY Joichi Ito

林さんのスピーチの映像は下記でご覧ください。



Chiaki Hayashi's speech at iCommons Summit 2007

iCommonsのlab reportの表紙も毎月ロフトワークさんが提供。
6月はiSummitをテーマにした表紙でした。
ドブロフニクに世界中から人々が集まるのをかわいく表現しています。


CC-BY:本間昌平



Open Education Project Clinic
















まだまだiSummitの事後レポです。

Educationについての基調講演(パネル)は、Jimmy WalesやCory Ondrejkaといった
「スター」が揃っていて素晴らしかったのですが
反面、全員「男性、白人、先進国出身」であることでバイアスがあるのではという指摘もありました。

iSummitの素晴らしいところは世界中の至る所から参加者が来ていること。

しゃべりかけてみるとセルビアから、南アフリカから、フランスから、ベネズエラから、台湾から。。。と
あらゆるところから参加者が来ています。

これが実現できたのは、実はscholarship制度のため。

財政的にクロアチアまでやってくることが難しい人のために、
渡航費/宿泊費を援助する仕組みがあり、それを使って多くの人が参加することができたということは
本当に特筆すべきことだと思います。

このようにして多種多様な人たちが集まったカンファレンスだからこそ
色々な意見を聞くことができ、経験を知ることができます。

次回はもっと発展途上国の人の生の声を、大きく伝えることができないかという要望が聞かれました。

サミットの運営に関してはiCommonsのブログでも議論されています。


さて、話を戻してOpen Educationの基調講演はスターが多かったのですが
実はOpen Education Trackで汗みずくになりながら3日間議論を続けて来た人々を
もっとクローズアップしてはという意見がありました。

他のセッションと違い、Open Education Trackは初日に議論すべき内容を議論してポストイットに書き出し、
時間ごとにいくつかずつグループディスカッションの形式で議論をするというスタイルととっていました。

私も一つだけ撮影のため参加してきました。それが「Open Education Project Clinic」です。

パソコン使用禁止(記録者除く)。
関心のあるテーマによってわかれて、ディスカッションをどんどん進める。
異論があっていい。異論があるということを表明し、お互いそれを認める。
相手を説得することは必要ない。合意形成も必要ない。
どんどん色々な意見を出し、ディスカッションを進めること。

。。。等のルールに基づき、どんどんディスカッションが進められていきました。

あまりの暑さに殆どのチームは外のパティオへ場所を移し、
ファシリテータがビールやジュースを買い出しにいく一幕も。。。

いずれにせよ私はこのOpen Education Trackは教育に関心がある人には
非常に面白いのではないかと思いました。

以下、映像です。

Open Education Project Clinic



John Buckman's speech at iSummit2007 

今回の基調講演は非常にゴージャスでした。

初日の朝の基調講演はJoiがモデレータでテーマは
A sustainable future for peer production and commons-based communities.

Star Wreck StudioのSamuli TorssonenとStephen Lee
JamendoのSylvain Zimmer
MagnatuneのJohn Buckman
LoftworkのChiaki Hayashi
。。。というメンバーでした。

まずはMagnatuneのJohn Buckmanのスピーチから。。。

John Buckman Speech at iCommons Summit 2007





2007年6月20日水曜日

iCommons Summit2007

クロアチアのドブロフニクで開催されたiCommons Summit2007に行ってきました。


Fred(mecredis)が集合写真をアップしてくれましたので掲載!



大きいバージョンはこちら


今回のiSummitは色々な意味でエポックメイキングなのですが
Lawrence Lessig教授がCreativeCommonsに関わり続けることにかわりはないが
フォーカスを変えるという表明をしたことが話題になっています。

ただ、実際に彼が言ったことが正しく伝わるかは重要なので
とりいそぎ講演の映像をアップしておきました。

Larryが戦うのではなく、みんなでCCを理解してもらえるように、respectしてもらえるように
戦っていこうというメッセージがこめられています。

Lawrence Lessig Speech at iCommons Summit 2007


6/24追記:

Larryのブログでの表明はこちら
CNet Japanにて翻訳も出ています。
New York Timesの記事にもなっています。(あれ!NewYorkTimesがなんと、私の動画にリンクしてる!!)