2006年9月20日水曜日

模擬事件と模擬記者会見~社長辞職まで追い込める記者のすごさ~

10年ぐらい前から参加している(途中から参加が滞りがちですが)
グットクラブの友人から非常に面白いメールを頂いたので許可を得て公開します。

企業危機管理の一環で、模擬事件で模擬記者会見を行った結果
恐ろしい勢いでつっこみを受けて
「弊社社長は、社長の責任でも無いのに辞職と何故か退職金を
受け取らない事まで、その場の勢いで公言させられてしまいました。」
というぐらいの勢いらしい。

できることならそういう記者会見を受ける目にはあいたくないですがなってからでは遅い。
というわけでこういう研修があることもどこに行けば申し込めるのかも知らなかったのですが
へええ~と思ったのでご紹介でした。

一年前のグットクラブで広報~IR~について。。。をやって頂いたときに
IR研修は絶対受けるべき!との強いご指摘があったのですがなるほどこういうことかと。


**************************以下引用**************************

先日、会社で非常に興味深い講習が開催されご報告いたします。
近年の企業危機管理の一環で、不祥事が起きた際、記者
会見の対応ひとつで企業の命運が決定するという事が
半ば常識となってきたという事で、弊社でも役員対象に講習会を
行う事となり実施されました。
当日まで、半ばいい加減に考えていたのですが当日のカリキュラムは
①某有名紙現役編集次長からの講和
②模擬事件の提示
※今回は2班に別れたので、それぞれひとつ、計二つの”事件”が
勃発しました。いずれも在職社員の刑事事件です
③それぞれの班で、緊急記者会見を開催するということで会見の
打ち合わせとリリース文の草案を約30分(短い!)で行う
④各事件毎に、”某有名紙”現役記者を相手に(今回は6名)記者会見
⑤総評
という内容でした。

記者会見が始まってみると、とてもとても・・・ひとつの質問に答える前に
発言を他の記者にさえぎられ(重箱の隅をつつかれ)、言葉尻を何度も
突っ込まれて頭は真っ白。。。泣きそうでした。

弊社社長は、社長の責任でも無いのに辞職と何故か退職金を
受け取らない事まで、その場の勢いで公言させられてしまいました。

本当に怖かったです。。。(反面、現役記者のすごさに感心しました)

総評で言われましたが、社長が辞職する様なことではないそうで、
退職金の返金などもってのほかと怒られてしまいました。

色々と聞くと、今回は社会面に掲載される様な事件を想定しましたが
実際は記者の人数が多い分もっと凄まじい事になる事が多いという
事で、現実にならない事を祈るばかりでした。

本当に記者会見ひとつで、「***」のように世論に会社解散まで
追い込まれたり、「***事件(社長の初期会見)」のような稚拙な
事がいくらでも起こりうると身が締まりました。ちなみに、危機管理の
観点で巧い(という表現が合っているかどうかは別に)会見を開くのは
トヨタだそうです。

非常に興味深い経験でした。
以上長文失礼致しました。


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