LinkedIn と Joi Labs と 慶應義塾大学國領研究室の合同プロジェクトとして行っている、 "Business Success in Open Networks" の第2弾映像 Episode2 を公開しました。
Episode1では伊藤穰一(Joi)氏/國領二郎氏により、「日本におけるオープンビジネス」の形と可能性やその背景にある考え方(サクセスとは何か/オープンビジネ
ス、オープンネットワークとは何をもってオープンと呼ぶのか/米国は本当にオープンなのか等)について考察が行われました。
今回のEpisode2では、Joiと國領先生をホストに、新生銀行の八城政基様にお話を伺いました。
八城様、お忙しい中貴重なお話を誠にありがとうございました!
Episode1では伊藤穰一(Joi)氏/國領二郎氏により、「日本におけるオープンビジネス」の形と可能性やその背景にある考え方(サクセスとは何か/オープンビジネ
ス、オープンネットワークとは何をもってオープンと呼ぶのか/米国は本当にオープンなのか等)について考察が行われました。
今回のEpisode2では、Joiと國領先生をホストに、新生銀行の八城政基様にお話を伺いました。
八城様、お忙しい中貴重なお話を誠にありがとうございました!
下記、ディスカッションの論点をまとめました。
��日本ビジネスの閉鎖性>
-日本ビジネスは流動性がない。終身雇用/同じ種類の人ばかり。
-排外思想が強い。外からトップを入れない/日本人のみである。
-日本の経営者は会社を自分の物だと思っている→株主のことを考えるべき
-日本のマーケットしか見ていない→世界のマーケットを見るべき
<「がんばろう!」ではなく具体的な努力を>
-外国人にはわからない日本の「苦しみの美学」の存在。
-効率的に、クレバーにやろうとすると「マネーゲーム」とネガティブな印象で受け止められる。
八城:
-日本人は特徴があることを嫌う
-日本人は他人が成功するのを嫌がる(他人の不幸は蜜の味)
-みんなが平等に→みんなで日本が沈んでいく。これは変えないといけない。
-がんばりましょうというだけで気分が晴れてしまう。
-「がんばりましょう」ではなく、具体的な目標をもち、目標達成までの方法まで決めるべき。
-アメリカは競争社会で努力しなければならない。
- 日本は暮らしやすく、日本人は努力しなくなっている。もっと努力しなければならない。
<エクソンの人材育成:まず専門性、次に総合力>
-ジェネラルマネージャーの作り方の例として、八城さんが働いておられたエクソンの事例。
-最初の10年程度は、専門知識を身につけさせる。
-35歳くらいで世界中からトップになれる人を100人程度集め、選別。
-トップ50人程度をジェネラルマネージャーとして育成。
-よって、人材の層が厚く、常にかわりの人材がいる。
-日本では、ローテーションでジェネラリストを育てた結果、
何でも知っているようで何も知らない、専門性のない人材を作っている。
<個人でのキャリア形成にはネットワークを利用>
-個人でのキャリア形成には限界がある。だからこそネットワークを利用すべき。
-日本のネットワークは、単にお酒を飲むだけで本当のネットワークではない。
-お互いに知識/経験を共有し合い、切磋琢磨し、全体を引き上げるようなネットワークを作るべき。
なお、冒頭には編集バージョンをお送りしましたが下記にてフルバージョンをご覧頂くことが可能です。
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