2010年6月12日土曜日

メインブログのお引越し

長らく愛用していたVoxですが、HTMLをいじれない弊害が多々出てきているため、メインのブログを引越ししました。


新しいブログは Fumi's Travelblog です。

元々は旅行ブログにしようと思って2010年に入って始めた物なのですが、例によって例のごとくすっかりオールジャンルになってきています。また、Twitterを始めてからブログをサボリがちになっていたこともあり、「これはTwitterだ!」と自分に言い聞かせながら軽くかーるく書くブログにしようと決めたため、ここと比べるとだいぶ物量が多くなっておりまして、始めて5ヶ月で記事数が143本とかなりヘビーな感じになってきております。

旅行記あり、イベントレポートあり、妄想あり、政治関連あり、音楽やアニメやニコニコ動画等のコンテンツ関連あり、そして著作権関係も結構あり。。。と何でもありの様相を呈しておりますが、「人生は旅」であり、旅人的には人生短いんだしありとあらゆる面白い場所に行き、ありとあらゆる面白いことに手を染めた方がよいと思っておりまして、そんな本能に忠実に生き、そしてブログライフを満喫していきたいと考えております。

ちなみに最近上記ブログで記事数が多かったカテゴリーは:

5月に開催した TEDxTokyo 2010 関連
2009年に旅したボリビアのウユニ。。。マチュピチュもイースター島も書きたいなあ。。。
Ustreamについての書籍(日経BP)を出版する予定です。というわけでUstream関連
昨年ワシントンDCに行って以来、Gov2.0関連に関心があります。
昨年書籍「Twitterマーケティング(インプレス刊)」を出版し、現在日経ネットマーケティングでの連載もTwitter関連でやっています。

「はてなブックマーク」を多く頂いた記事はこんな感じです:



今後ともどうぞよろしくお願いします :)



2010年2月9日火曜日

OpenPressClub

先日「オープンプレスクラブ(OPC)」についての勉強会が開催されました。私は残念ながら現地には行けなかったのですが、ニコニコ生放送でほぼ拝見することができました。大学生・大学院生、フリージャーナリスト、ブロガー、新聞社の社員、研究者、PR会社やネット企業の方など十数人の方が集まられたとのこと。

参加された方々のブログはこちら:


藤代さんのブログ オープンプレスクラブ(OPC)構想についての第1回勉強会を行いました

深水さんのブログ OPC第1回勉強会メモ





実際に参加された方のレポートは上記を参考にして頂き、私は思うところと皆さんの発言とをまとめつつブログしてみたいと思います。






●記者クラブとは

首相官邸、省庁、地方自治体、地方公共団体、警察、業界団体などの組織に設置された「記者室」を取材拠点にしている、特定の報道機関の記者が構成する組織のこと。基本的には、「日本新聞協会」に加盟している新聞社や通信社、放送局などの大手マスメディアの記者のみが会員となっている場合が多いとのことだが、省庁や組織により運営方針は異なる。




記者クラブに入っていると、情報提供を受けられるなどのメリットがあると言われている。また、「記者室」は官公庁の建物内などに設置され、机や椅子、テレビやコピー機、電話やファックスなどが配置され、記者会見用のスペースもあり、便利な取材拠点となっている。なお、記者室の賃料は無料もしくは非常に安価であるらしい。



公官庁の記者室設置組織の記者会見は原則として記者クラブが主催することになっており、記者クラブメンバー以外の出席は幹事社の承認が必要となる。(記者会見という単語自体は企業の記者会見でも使われているがここではあくまで公官庁系の話に限定する。)







●記者クラブがなぜ生まれたかとそのメリット

��)国民の知る権利を代弁:情報開示に消極的な公的機関に対して、記者クラブという形で結集して公開を迫る。



2)公式発表報道の迅速化:記者室設置組織では会見開催の連絡も迅速で記者室の設備により取材から編集までが効率的に行えるため、公式発表などを迅速に報道することが可能/取材対応の簡素化ができる。

3)会見の効率化:大臣に質問したい国民が一万人会見に来られて無駄なこと聞かれても時間の無駄なので、プロである記者が代表して質問を行う。










●記者クラブの問題点






1)記者クラブメンバー以外のジャーナリストが記者会見に参加できない、もしくは参加できても質問が許されない。特に、フリージャーナリストや雑誌記者、外国人記者。(ITMediaが総務省の記者会見で質問を許されなかったという事件もあった)
��)公官庁と記者クラブ加盟報道機関が癒着し、情報操作を行っている?官報接待や贈収賄の問題
3)記者室や記者クラブ運営費用が原則無償で提供されており、それは税金が使われている。







●記者クラブの現状




民主党が政権を取る前は閉鎖的だった記者会見だが、政権交代後オープン化が進められた。



民主党および鳩山首相は政権交代前から記者会見の開放を公言しており、鳩山首相の就任会見が開放されなかったことはマニフェスト違反であるとの批判を浴びた。その後省庁毎に開放に向かうもの、変わらないものなどの対応の差が現れている。



記者クラブ毎に、運営/ポリシーは全て異なる。大別すると以下の通り:




1)記者クラブメンバー以外は入室できず、かつ質問できる人および質問内容が幹事社によって決められている場合。台本が決められているところもある。

2)記者クラブメンバー以外は入室できない場合。ただし質問はメンバーであれば自由に行える。

3)記者クラブメンバー以外はオブザーバーとして参加することはできるが、質問する権利は与えられていない場合。

4)記者クラブメンバー以外も入室して質問もできる場合。




(なお、どこかの記者会見で「質問を許されないので意見します」と言って発言した強者がいたように記憶しています。ちなみに地方の記者会見なんかでは、よそもののジャーナリストが来て質問するとよそもののくせに質問すんなと攻撃されるらしい。。。)




省庁毎の対応ですが、OPCでの情報、ネットの情報、東京新聞の記事を元に書かれたこちらのブログの情報を元にちょっとまとめてみました。




外務省→岡田外務大臣は、「事前の登録を必須とする」ことを条件に、全てのメディアに定時会見を開放すると発表。といっても完全にオープンではなく、参加できるのは「日本新聞協会」「日本民間放送連盟」「日本雑誌協会」「日本インターネット報道協会」「日本外国特派員協会」の各会員と、「外国記者登録証保持者」となっている。これらの媒体に定期的に記事を執筆しているフリーランスジャーナリストも参加を認められている。


金融庁→亀井金融・郵政担当大臣は、記者クラブの会見の後に、記者クラブに属していない週刊誌・インターネットメディアなどの記者向けの記者会見を実施。(また、会見時以外でも金融庁のエレベータ前にはフリーの人が集まっており、質問すれば答えてくれるらしい。)



総務省→原口一博総務相の記者会見は、記者クラブに加盟していないメディアにも開放された。J-CAST等のWebメディアも参加し、ニコニコ生放送が生中継も行った。ただし、大臣に対し質問をするには登録が必要で、総務省記者クラブが審査した上で登録可否を決めるが、登録には日本民間放送連盟や日本雑誌協会など、記者クラブが指定した5団体の会員社に属している必要がある。




法務省→記者クラブが主催権や審査権を握っているが、オープン化しており、審査は個別対応なので個人でも入れる可能性があるらしい。




消費者庁→幹事社の了解を得れば、専門紙も参加できる。なお、消費者庁の記者クラブは常駐はなく、電話もなく、ゆるいらしい。




厚労省→外部からの参加希望は、事前にクラブが認めればOK。





国交省→従来から専門誌やフリーランスに質問なし参加を認めている。




防衛省→もともと登録54社の記者ならば誰でも参加でき、外国特派員協会加盟の外国人プレスは質問なし参加ができた。



財務省→全面開放には一部の社が「新聞協会の見解に従うべきだ」と反対しているらしい。

環境省→大臣側は「もっとフリーに」と要望、クラブは「記者会見はクラブ主催であり、参加基準はクラブで決める」と反論し、物別れらしい。



文科省→大臣側は参加基準を示して認めるよう提案したが、クラブは一律の参加基準を作るのは困難として拒否。当面、会見ごとに希望社の参加の可否の判断をすることに。



警察庁→国家公安委員長が会見し、警察庁長官が陪席するスタイルに変わった。カメラ・録音もOK。外部からの参加要望は一社だけらしい。

検察はクローズド。小沢氏不起訴の地検会見はカメラ拒否だった。ちなみに民主党は野党の時代から記者会見をオープンにしているため、小沢氏の会見もオープン。UStreamした人もいた。




•省庁はどこか一つ穴をあけると次を通しやすくなるので、前例を作ることが大事








・インターネットメディアで構成される記者クラブ。総務省や外務省などの記者会見開放にあたって、大臣に質問をするには登録が必要で、それぞれの記者クラブが審査した上で登録可否を決め、その登録には日本民間放送連盟や日本雑誌協会など、記者クラブが指定した5団体の会員社に属している必要がある。「日本インターネット報道協会」はこの指定を受けており、「日本インターネット報道協会」に参加している媒体の記者は登録を許され質問をすることができる。
・会員は「ジェイキャスト」「日本ビデオニュース」「日本インターネット新聞」「オフィス元木」「Livedoor」「ドワンゴ」(ジェイキャストが質問をでき、ドワンゴが会見をニコ生できたのはこれに加盟していたから。)
・「ITmedia」は加盟していないため、総務省の会見での質問を許されなかった。

・実態としては専従の事務もいないし事務局もない。手が足りておらず、PRや情報公開もされておらず、入りたくても入れない状態。

・会員になるには年会費12万円が必要、個人会員の場合は年会費1万2千円。

→年会費は個人で入るのは高いけれど例えばOPCでほげほげ団体を作り、数千人集まって一人数百円ずつとか払って、その団体が「日本インターネット報道協会」に加盟しちゃえば事実上オープンだよね。

・ドワンゴは入れる→ニコニコのアカウントをもっている人がニコ生やりますということで入れる?

・ライブドアは入れる→ライブドアアカウント持っている人は会見参加できる?BLOGOS参加ブロガーなら入れる?ライブドアPJ(パブリックジャーナリスト)なら入れる?










●日本の市民ジャーナリズムは崩壊の危機?







•OhMyNews閉鎖、Yahooパブリックニュースもサービス終了。ツカサネット新聞もなくなった。

•市民メディアで残っているのはJanJanのみだが、そのJanJanも1月からデスクがいなくなって、投稿されたら何でも掲載されてしまう状態。。。




•ブロガーがTwitterにハマってブログを書かなくなるという現象も。。。









●本当の問題は何?




1)公官庁や政治家が国民に伝えたい情報が正しく伝わらないこと



•マスコミが「記事にならない」と判断してしまうと、記者会見を行っても記事にならないことがある。もったいない。
•マスコミの記者は、「会見でみんなが平等に聞いている場で質問をするのは馬鹿。質問はぶらさがり等で個別に聞くものだ。」と言っているらしい。記者会見無駄じゃん。

•マスコミが恣意的に発言内容を切り取ることで、発言者が意図したメッセージと報道されるメッセージに齟齬が起きる場合がある。
→政治家も公官庁もTwitterやブログを使って情報発信できる時代なので、そうやっていけばいい。

 アメリカのGov2.0は単に誰々もTwitter使い始めました〜というアピールのために使われているのではなく
 「国民にちゃんと声を伝える」「国民の声をちゃんと聞く」ということがコアになっていると思う。

 日本のGov2.0もちゃんとそうあってほしい。そのツールは何であってもかまわないから。





2)国民が知りたい情報が正しく伝わらないこと





•権力とマスコミの癒着の問題。どこかで我々が知りたい情報が止められてしまう。国民の知る権利の阻害。
→例えばネットで会員制の記者クラブもどきを作り、1万人ぐらいの会員達が質問を投げて、それをみんなが投票して、上位になった質問(イコールみんなが知りたい質問)を大臣に投げるという、ソーシャルフィルタリングしたネット記者会見はどうだろう?





3)国民が知るべき情報が正しく伝わらないこと







•国民が知りたい情報と、知るべき情報がイコールであるとは限らない。実は国民が知りたいと思っていない、知るべきと気づいていない情報が一番重要なのかもしれない。(先日テレビをつけたら国会中継の石破さんの質問の時間で、民主党が知らない事実、外交上知っておくべき情報等を滔々と語りつつ質問を重ねていた。ああいうのはマスコミや国民の「質問」に答えているだけだと出てこないだろうなあと思った。)





4)報道の質






•誰もが忙しい時代なので、読めるアウトプットの量には限界がある。効率の良い報道はどうあるべきなのか。プロジャーナリストだけが報道した方が質が高いのか。プロは何をもってプロと言えるのか。会社でジャーナリズムについて勉強しているからか。たくさんのアウトプットを出してきた経験からか。「マス」と言える規模の視聴者/読者がいるからか。



•誰でも報道ができる今、「素人プロ」をどう考えるか。ジャーナリスティックなブロガー、フリーのジャーナリストもいる。しかし、誰でもブログを開設することができる今、1億人が潜在的ブロガー、自称ブロガーであり得る。ブロガーが全てジャーナリストなわけでもない。PVの多いブログがジャーナリズムとしての質が高いとも言えない。おすすめユーザに選ばれた人のTwitterアカウントやアルファブロガーのブログの方がそこらの雑誌よりも読者が多いことをどう考えるか。




•前にもこのブログに書きましたが、去年アメリカのDepartment of Defense (DoD)に取材に行って面白いと思った話の一つが彼らのブロガー施策。防衛関連に関心があってブログを書いている人が多いけれど、情報が足りていない。しかし、DoDとしてはいくら情報を出してもマスコミは「ニュースだ」と思わないと記事にしてくれない。記事に出ないとブロガーに情報がいかない。この悪循環を断ち切るため、バグダッド等の現場にいる人たちとブロガーを電話会議でつないだというもの。これがブロガーにも現場の人たちにも非常に好評でずっと続いている。内容は本当に多岐に渡る。そもそも防衛関係に関心のあるブロガー達を集めているのでマスメディアよりもずっと良い質問をし、ずっと良い記事を書くという。しかも、それらのブログの記事によってメディアが勉強するようになって、メディアの知識レベルもあがったとのこと。



•Ustreamやニコ生のようなダダ漏れをどう考えるか。編集がない分ジャーナリズムの経験がなくても誤報を伝えるなどの問題の可能性は少ないものの、秋葉原事件のUstream事件のように何を報道するか、プライバシーへの配慮など様々な問題が起こる可能性はあり、安易に誰でも何でもダダ漏れすればよいという物ではない。また、忙しいのにずっとUstreamを眺め続けられるだけの価値のあるコンテンツはどれだけ存在するのか。



•記者会見をオープンにしたからといってフリー/海外等の記者達が押しかけるかと言ったら多分そんなことはない。みんな忙しいし。→本当に質問したいなら、マイケル・ムーア監督のように自分でカメラをもって聞きにいけばいい。



•どうせ会見内容はすぐに記事になってネットに掲載されるので、フリーの人がわざわざ記者会見に行くほどのことでもないのでは。→学生が順繰りに全ての会見をダダ漏れするというのはどうか。
 

●OPCは今後何をやるのか

•記者クラブ本体につっこむよりまず自分達でできることをやる。
•事業仕分けを手分けして取材してみる。(新しい取材方法のショーケース)
•記者会見をダダ漏れ。一人が毎回行くのは負担なので、複数人で分担しては?(ダダ漏れ隊)






2/9追記

深水さんが「OPC 官邸・省庁等記者会見 情報共有カレンダー」なるものを作っておられました。

省庁の記者会見のスケジュールなどご存知の方は是非#fpress をつけてTwitterで情報提供をお願いします。




2/10追記

深水さんが総務省の大臣会見に参加し、ブログ記事を書いておられます。

2/19追記

ブログ「添え物でも添え物らしく」の @parsleymood さんが、消費者庁大臣会見(福島大臣)に参加し、ネットへの生放送とTwitterでのレポートを敢行されたとのことでOPCで記事が書かれています。

3/3追記







深水さんが「省庁会見オープン成績表」の作成を開始されています。



 










その他関連記事:




上杉隆さんのダイヤモンドでの連載「週刊上杉隆




反対派の意見も紹介。「記者クラブ制度批判は完全な誤りだ









「記者クラブ制度は国民の知る権利を担保している」新聞社在勤中に、新聞協会の記者クラブ問題小委員会のメンバーとして「記者クラブ見解」を作成したことがある。以前は、記者クラブを「親睦組織」と規定していたのだが、それを「公的機関の情報公開、説明責任という責務」と、メディア側の「国民の知る権利を担保する責務」が重なりあう場に位置するといった表現に改めた。

「記者クラブとしての決まりごと」が出てくる。分厚い白書や調査報告書のたぐいなどは、精緻な読み込みや関連取材、執筆作業にある程度の時間が必要で、「解禁日時の設定」といったことが行われる。筆者の体験では、政治資金収支報告書などは1週間前の事前発表が慣例だった。記者クラブを完全開放して、そういう「しばり」が通用しなくなると、中途半端なかたちで報じなくてはならない。記者クラブの「報道協定」は国民の知る権利を保証するうえでの「知恵」なのだが、一般にはどこまで理解してもらえるか。







2010年3月1日の総務省【今後のICT分野における国民の権利保障等の在り方を考えるフォーラム】(第3回会合)をめぐるTwitterまとめ






同フォーラムに関するブログ(動画あり)





3/26追記:






2010年2月3日水曜日

Japan Venture Award 2010記念シンポジウムれぽ-1


本日、Japan Venture Award 2010記念シンポジウムに参加してきました。




以下は宋文洲さんの講演「ニッポンを元気にするベンチャースピリット 」のれぽです。

ベンチャーは、1)法律を守る。2)他人に迷惑をかけない。
この2点を守る以外は自由にやるべき


さっき話してたテレビ局の人がうちの会社が三木谷さんに買ってもらった方がよかったのではとか言ってた。
日本はこんなでいいのか?

日本は好きだけど、この国はもっと困った方がいい。

日本ではよく「血税を使って」という言葉を聞くが、
そういうことを言っている人に限ってそんなに税金を払っていない。
自分は多額の税金を払っていたが、そんなことは言わない。
税金に頼るな、政治家に頼るな、ベンチャーキャピタルに頼るな。

ベンチャーキャピタルに「お金を入れさせてください」と言われるような会社になれ。
ベンチャーキャピタルはベンチャーを育てようなんて考えていない。
小さく入れて、楽して大きな金額になって戻ってきてほしいと思っている。
そんなベンチャーキャピタルに頼るな。

自力で事業を成功させ、利益を上げて、更に投資をするのだ。
VCにお金を入れてもらってベンツに乗るなんて言語道断。
ビルゲイツも最初は100万ドルぐらいVCを入れたが、そのお金は使っていない。

自分もVCのお金を入れたことはあるが、それは人脈のため。
日本では野村証券等の証券会社とつきあわないといけないから。

今の日本人は公務員と結婚したいという人が多いらしい。どうかしてる。
昔の中国人は軍隊か公務員と結婚したいという人が多かったがそれみたい。

日本はベンチャースピリットがないと言われているが、
問題はベンチャー自体ではなく、「ベンチャーが育たない社会」の方。

政治家のせいにするな。
日本の政府は実は甘い。
日本と中国は今GDPが同じくらいだが、中国の税収は日本の倍ぐらい。
中国の税収は90兆円。
日本は45兆円で予算を組んで、それすら集められずに34兆円ぐらいじゃないか。
「血税を使って」とか言うな。

日本は何もやらないで批判する人が得をする国。

「中国は格差社会ですが大丈夫ですか」とよく聞かれるが、中国の心配をしている余裕なんて本当はないはず。
そもそも格差は必要。格差があるから中国は活性化している。
北京でもどんどんビジネスが生まれ、どんどんつぶれてどんどん新しい会社が出てくる。
彼らはベンチャーキャピタルのお金なんて入れていない。
自己資金か、親戚のお金ぐらい。
失敗して、立ち上がって、次を目指す。

ベンチャーは成長力の源泉だが、ベンチャーというのは失敗の物語でもある。
ベンチャーの9割は失敗する。
失敗した人に優しくない社会ではだめだ。

日本はベンチャーに厳しいムードがある。
だが、マスコミのせいにするな。政治のせいにもするな。教育のせいにもするな。
こうなったのは自分も含めた社会全体の責任であると自覚せよ。


竹中平蔵さんについて、色々意見はあると思うが
彼は日本の復活に貢献したと思う。
何もしないよりは何かをして失敗すべきなのだ。
だが、テレビ局のオーナーは今「竹中をテレビに出すな」と言っている。

格差というのは時間と、人間の能力の差という二点から来る。
日本には格差がもっとあった方がいい。
若者が公務員を彼氏にしたいなんて終わってる。
格差は多様な価値観の元では必ず生まれる物なのだ。

失敗を許すこと。
格差を許すこと。
妬みはだめ。

日本人以外ももちろん妬みはあるが、妬みのあり方が異なる。

日本では農地を自由に購入できないが、それを工夫して購入して

農業を始めようとした人がいたが、その人は「汚い」と言われていた。


日本だと、成功者を見ると、やきもちを焼き、妬む。
そして同様のことをやろうとはしない。
中国では、成功者を見ると、やきもちを焼き、妬み、
そして自分も同様のことをやって成功しようとするのだ。







<その他 Venture Award記事>








2010年1月31日日曜日

漫画家の卵を応援する勉強会れぽ

本日、「漫画家の卵を応援する勉強会」というイベントに参加してきました。非常に面白かったです。

企画運営のYasuyukiさんあきみちさん、スピーカーの皆さん、スタッフの皆さん、シスコの皆さん、ありがとうございました&お疲れ様でした!

個人的には、子供の頃はアメリカ在住でマンガがあまり読める環境にありませんでした。たまに日本から漫画を送ってもらった子がいると、読ませてもらうぐらい。その反動か日本に帰ってきてからはめちゃめちゃ漫画を読みまくりました。就職してからだいぶ漫画から離れてしまいましたが、愛は変わりません。

国内外で日本の漫画は広く愛されているわけですが、漫画家さんが必ずしも儲かっているとは限りません。まゆたんブログとか見るとすごい豪勢なのですが、こういう方はごく少数。例えば「ブラックジャックによろしく」や「海猿」の作者である超人気漫画家の佐藤秀峰さんでさえ、年間450ページ程の原稿を描いていて、原稿料は約1600万円だそうですが、スタッフの人件費や保健料などコストが年間約1800万円もかかっているのでとんとんとのこと。ほかにも作品毎に原稿料がどれだけ入ってアシスタントの人件費がどれだけかかったかをサイトで公表している漫画家さんもおられましたが、手元に残るお金はわずか、そして時には赤字にもなっていました。。。

海外に行くと日本のマンガやアニメは至る所で目に入りますが、それらは本当にアニメーターや漫画家の収入に貢献しているのかというと疑問が残ります。

面白い漫画家を増やすには。面白い漫画を描く漫画家が幸せになるには。ウェブ漫画、iPhone漫画アプリが増え、Kindle、iBooksやiPadの登場で漫画の読み方も変わっていく中、漫画界はどうなっていくのか。この勉強会が色々考えるきっかけになれば。



モバキッズの田村さんの講演。mangarooとはオリジナルマンガの投稿&共有サイト。マンガをアップできて、読めて、ブログ等の外部サイトへに貼り付けたりTwitterで広めたりすることができる。

同人誌を見てそのクオリティに驚いたのがきっかけ。

今はウェブ経由でヒットする漫画家も出てきている。

投稿作品は全て目を通す。1日2~3作品くらいで、現在200作品位が投稿されている。作家数100人程度、平均2作品。作家含めて1000人程度の読者がいる。月に作家20人、読者200人の増加中。

mangarooはあくまで配信する場所を用意してるだけで、著作権の管理は一切してない。出版は出版社で。

pixivとのすみわけ→pixivは二次創作がメイン。mangarooはオリジナルがメイン。

mangarooでできることの可能性:
・マンガの有料販売を手軽に
・出版デビュー?
・試し読みをネットで
・みんなでストーリーを考えるマンガ
・クラウド翻訳




念のためトキワ荘とは:
東京都豊島区南長崎三丁目に1952年から1982年にかけて存在した木造アパートで、手塚治虫さん、石ノ森章太郎さん、赤塚不二夫さん、藤子不二雄さんほか多くの漫画家が住んだため漫画家の溜まり場に。その後かつての居住者達が有名になり、漫画家の「聖地」と呼ばれるようになった。ちなみに女性版トキワ荘とも呼ばれる大泉サロンには竹宮惠子さんや萩尾望都さんが住んでいた。

トキワ荘プロジェクトとは:
漫画家志望の若者に格安で住居を提供することで、クリエイターとしてのスタートアップ期を支援するプロジェクト。

漫画家を目指す人の8割が地方出身だが、地方にいると漫画家を目指している同志すら見つからない状況。また、出版社も漫画家も東京に集中しているので東京に居た方が仕事も多い。アシスタントも地方では見つからない。だが、いざ東京に住もうと思うと東京の家賃は高い。そこで漫画家を目指す若者向けに安価に住居を提供しているのがトキワ荘プロジェクト。現在、一軒家を16軒借りており、80名ぐらいが入居している。コンセプトは「同じ志をもった人が一緒だからがんばれる。」2016年末に定員300名のクリエイター支援が目標。

トキワ荘プロジェクトに入るメリットとして、先輩がデビューして自立していく場を見て追体験できる。また、トキワ荘プロジェクトは出版社にも認知されており、出版社からの仕事の依頼なども来たりするので、仕事の仲介なども行っている。デビュー率は1割程度。

入居者は平均23-25歳ぐらい(原則18歳~29歳)で、女性の方が多い。期限は3年だが、出るタイミングは本人次第。入居の際は面接を行う。本気でマンガを書く気があるか?共同生活が出来るか?家賃払えるか?等をチェック。マンガを描かずにサボっちゃう子もいるのでは?との質問には、周りがみんなマンガを描いているので遊んでいる子は居づらくなるのでは、とのこと。

漫画家としてのサバイバル能力を身につけてほしいと願っている。折れない心か、折れてもすぐに立ち直れる心が漫画家の卵には必要とのこと。

トキワ荘は10軒で入居率が9割を超えれば損益分岐点を超える。現在既に16軒借りており、不動産ビジネスとして成り立っているとのこと。(物件によって条件が異なるが、だいたい敷金・礼金無し、水道・光熱費、家具・家電、インターネット回線料込みで月4~5万円ぐらいのもよう。実質家賃は2~2.5万円相当とのこと)漫画家以外のジャンルでの低家賃住宅支援も検討中。

tips:
トキワ荘では漫画家の卵に寄付する漫画や資料の募集もしているようです。寄付できるものがある方は是非。
mangarooってどんなサイト?」というmangarooの紹介漫画はトキワ荘プロジェクトの方に描いてもらったとのこと。
ギークハウスをやっておられるphaさんとはお話されているそうで、トキワ荘版ギークハウスができるかも?

トキワ荘以外にも下記のプロジェクトを行っているが、事業として成立しているのはトキワ荘と中退予防研究所のみ。
日本中退予防研究所 http://www.kotolier.org/labo/ 
オールニートニッポン http://www.allneetnippon.jp/
神保町小説アカデミー http://www.kotolier.org/j-academy/

漫画だけじゃなくて色々な切り口で若者を活かす道を探るべく頑張っておられる。。。!


iphoneでマンガが読めるアプリ。株式会社新の村上さんによる急遽の LT でした。まだ申請中なのでapp storeには並んでいないようです。

CGDemo0120.MP4

レベニューシェアの割合は漫画家が5割、Appleが3割、comicgarageが2割。
30-40ページ100円、多言語対応して海外へも配信予定とのこと。

錦ソクラさん(漫画家)

ソクラさんの講演はスライドが漫画で、トークも軽快で面白く、是非動画の方を見て頂きたいです。(えxぺサイトのどこかにアップされるに違いないと信じている!)文字ではうまく伝えることができないですが漫画家として子供の頃から人生を振り返って語ったお話は超面白かったです。

描くこと=自分の目との闘い
見せること=他人の目との闘い(担当さんの目、編集長さんの目、読者の目)
続けること=人と機会と実力がそろわないと連載は取れない

掲載までのステップ
1.担当さんがつく(持込するor賞を取る)
2.担当さんにOKをもらう←中ボス
3.編集長にOKをもらう←ラスボス
4.掲載枠が開いたら載る
(5.読者にOKをもらう)←真のラスボス

賞を取りたいならば描きたいものを描くこと。一コマでいいから魂を込めて描く。
しかし自分が書きたいものを読者が読みたいとは限らない。
担当さんと書き手の相性・マッチングの問題も。。。

マンガ界、マンガ産業そのものを拡大していかないといけない。

● 萩原嘉博さん(現在はスクウェアエニックスにお勤めの、マンガ編集者さん)

※なお、本講演はあくまで個人的な感想であり、会社の立場を代表してのコメントではありません、とのこと。

マンガ編集について知りたい方は、「バクマン。」、「編集王」、日本橋ヨヲコさんの作品、「大東京トイボックス」を読むとよい。

経歴:
エニックスバイト→アンケート葉書集計・キャラ人気集計・原稿取り・校了準備など。
 ちなみに当時のバイトの同期が現在「少年ガンガン」編集長・「ガンガンJOKER」編集長。
大学を卒業してエニックス入社→少年ギャグ王にて「ポケモン1Pマンガ劇場」や「トルネコ一家の冒険記」等担当。
 当時のエピソード:コミティアで「最遊記」に惚れ込み、商業誌連載を依頼。編集部が異なる「Gファンタジー」編集長にかけあって実現。(知らない方のために念のため。最遊記シリーズとは西遊記をモチーフにした大人気漫画でOVA、テレビアニメ、ミュージカルなど多角展開をした大ヒット作。これをコミティアで見つけて商業誌で出るようにした萩原さんは本当に素晴らしい。)

エニックスを離れ、色々転職→マンガとアニメのポータルサイトMANGAZOOの編集長に。
 当時のエピソード:新海誠さんの「彼女と彼女の猫」をコミケで買えずに悔しかったので、「もっとたくさんウチで作りましょうよ!」という話をしにいき、CD-ROM製品版発売に。また、ちょうど「ほしのこえ」を作ってる時期で、「ほしのこえ」も手がけることになり、大ヒット。(知らない方のために念のため。新海誠さんとはアニメ作家・映画監督。代表作の「ほしのこえ」は、監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどの作業を一人で行った約25分のフルデジタルアニメーションで、めちゃめちゃクオリティが高く美しい。第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門・第7回アニメーション神戸・第6回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門特別賞・第34回星雲賞 メディア部門・第8回AMD AWARD BestDirector賞など多数の賞を受賞。予告編はこちらで見られます。その新海さんをコミケで見初めて商業ベースで出るようにした萩原さんは本当に素晴らしい。)

スクウェア・エニックスに編集者兼ウェブディレクターとして戻り、「ヤングガンガン」の「咲- Saki-」の立ち上げを担当し、ガンガンOnlineの立ち上げに関わる。なお、ガンガンOnlineのビューは好調で、コミックスの売れ行きとほぼ相関するとのこと。
(知らない方のために念のため。実は私も読んだことがないのですが、「咲- Saki-」とは萌え絵な麻雀漫画で昨年4-9月期にテレビアニメ化もされた人気漫画。ガンガンOnlineは漫画界としては画期的な無料オンライン漫画サイト。無料で読むことができ、会員登録も不要。雑誌からオンラインに移った作品もあり、人気作家も参加している。正に萩原さんってSUGEEEE!である。)

Q雑誌って読みたくないものだらけで不要なのでは?
A雑誌は本当はお得です!ページ数から考えたら超お得。そもそも出版社的には雑誌は儲かっていないというのは皆さんご存知の通り(単行本で元を取っている)。それでも売っている雑誌は読者にとっては超お得。自分は雑誌を買ったら元を取るべくお目当ての作品以外もみんな読む。是非皆さんもこのお得な雑誌を買ってください。

Qなぜフリーの編集にならないのか
A妻がフリーの編集なので。夫婦ともにフリーになるのはやばいと思って。

Q電子出版の普及で編集や版元の役割はどうなる?
A電子出版での細かい売上情報・傾向などの情報を元に、効果を最適化するよう、作家が出来ることが増えると思う。例えば、電子出版でこんなに売れたからもっと売ってとか。名古屋で売れてるから名古屋の書店にもっと置くとか。作家が作品の内容に折り込んでいくこともできる。東西線で売れてるので、東西線ネタを折り込むなど。
 
Q漫画の国際展開について
A海外の作家の作品を日本で売るということと、日本の作家の作品を海外で売るという両方がある。
前者について、韓国の作家を日本に持ってくる仕事をやった。絵柄は日本でもいけるクオリティなのだが、センスが微妙に違うので難しい。浴びてきたマンガ環境が違う。
後者については、まず縦組み横組みの問題がある。ただし、携帯やフラッシュムービーなら読みやすいだろうし、日本のマンガはそういうものだということで既に定着しつつあるので問題ないだろう。より大きな問題は、現在は日本ファンの人たちが日本のマンガを読んでいるに過ぎないということ。村上春樹のように、作品単品として読まれるようにはまだなっていない。

Q海外展開でオノマトペは?
A韓国人は凝り性なので、全部書き換えられている。英語版では日本語のままで下に訳がつけられている。

Qウェブ漫画のマネタイズ?
AガンガンONLINEは無料で始めたので無料で行く。PVが多くて必要になったAkamaiの料金は確かに安くないが、会社で(他の事業も含めての意)使っているのでコストは微々たる物になるため、なんとかなっている。
 
Q無料で出して売上は上がったか下がったか
A上がった。というか無料でオンラインで見てもらって気に入ったコミックスは買ってもらう形式なので。

Q無料配信の原稿料は?
A多分雑誌と同じだと思う。雑誌から移ってもらった作家さんもいるので、同様でないとまずいと思う。

萩原さんは良い作品を見つける審美眼と、漫画への愛と情熱と、培ってきた人脈と、行動力とエネルギーをフルに使い、また編集者としての視点と読者としての視点をどちらも忘れていないすごい編集者だなあと思いました。コミティアやコミケ等に行って素晴らしい作品を見つけて、それをちゃんと商業ベースで成功するところまで手伝っているところも素晴らしい。しかも「最遊記」のときなんて「Gファンタジー」は自分の編集部じゃないのに持ちかけていって。エニックスを辞めたときも韓国おたくツアーに参加して、韓国の漫画のクオリティの高さに驚き、税関で止められるほど大人買いして帰国し、つてを辿って韓国漫画家の売込みを行って雑誌に掲載されるようになったりとか。

漫画については改めて記事を書きたいと思いますが、取り急ぎ今日の勉強会のれぽはこんな感じで。



2010年1月14日木曜日

Happy new year!

大変遅くなってしまいましたが2010年初のブログ更新です (^^;;


旅人宣言をしてはや一年がたちました。やりたかったことをまだ100%できているわけではないけれど、方向転換がいい具合に学びを与えてくれており、今までとは違った成長ができた一年間でした。ブログに書いたことを中心に振り返ってみます。(忙しくてブログに書けていないことも多いのですが。。。とほほ。でもこちらのブログには書いていなかったことも多少補足してます。)

昨年お世話になった皆様、ありがとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

●講演

会社員だった頃は自社のサービスについて講演していたのですが、フリーになってからは実に色々な講演をさせて頂きました。3月にサンノゼで開催されたETechでは日本のサブカルチャーについてということで初音ミクやニコニコ動画、ARやDENPAについてプレゼンをしてきました。日本のこういう話を講演する人はあまりいないこともあり、面白かったと大好評でした。

香港で開催されたAPIRA(Asia Pacific Internet Research Alliance)カンファレンスで日本のオンラインゲーム/オンライン動画について基調講演をやらせて頂きました。アジア各国は日本について興味津々。日本からは私しか参加しておらず是非もっとたくさんの日本人に来てほしいとおっしゃっていました。

日本でもBarcamp日本のサブカル)やTokyo2.0Women in the Japanese web industry)、FEWemerging technology)、Twitter研究会(Twitterの世界的な広がりについて)、商品開発の会(Twitterを使ったマーケティングについて)など多岐にわたる内容で講演をさせて頂きました。

また、イラン情勢に関心をもったことをきっかけに色々ブログを書いていました。

これらをきっかけにTwitterと政治を考えるワークショップにも参加させて頂きました。

前後して下記のようなブログも書いていました。

その後ワシントンDCに行き、アメリカでのGov2.0の動きについて国務省、国防総省、農務省、FCC、Brookings(政策研究シンクタンク)、GoogleのeGovernment担当、Public Knowledgeなどなど非常にたくさんの人たちへのインタビューを行うことができました。これらのアウトプットももっと書きたいと思います。

それと私の講演ではありませんが、TEDxTokyoというイベントのオフィシャルついったらーをやらせて頂いたのも楽しかったです。なお、今年のTEDxTokyoは5/15だそうです!

新年は来週、「Twitterマーケティング」と「Gov2.0」について、企業内講演をやらせて頂く予定です。

もしお話をさせて頂ける機会がありましたら、是非お声がけください。


●執筆

•書籍

ヒマナイヌの川井さん、ループス・コミュニケーションズの斎藤さん、ビルコムの野崎さんとの共著でTwitterマーケティングという書籍を書かせて頂きました。是非マーケッターの方にはお読み頂ければと思います。

•新聞

Japan Timesにオープンガバメントについての記事を書かせて頂きました。引き続きいくつかの記事依頼を頂いているので間もなくお目見えすると思います :)

•オンライン媒体

オンライン媒体には色々な記事を書かせて頂きました。


論文集への寄稿もさせて頂いたのですがまだ公開されていないようなので公開されたらお知らせします。

また、とある雑誌で今年から半年間の連載を書かせて頂くことになりました。詳細は公開できることになったらお知らせします。

もし原稿を書かせて頂ける機会がありましたら、是非お声がけください。


●リサーチ/コンサル/プロマネのお仕事

執筆や講演で食べていければ理想なのですが、旅人生活はコストもかかるのでなかなかそうもいきません。というわけで色々なリサーチ/コンサル/プロジェクトマネジメントのお仕事をこつこつとやらせて頂いておりました。

たいていはNDAがあるので公開できないのですが、Googleのお仕事についてはOKを頂いたので。Google Street Viewの自転車オペレーション(赤いコートで写ってますねw)の立ち上げ(MountainViewのエンジニア、東京のスタッフの皆さん、京都のお寺さん、北海道の市役所、運送会社、ドライバーさん、お天気。。。等の調整をしながら各地を飛び回るという実に旅人向きなお仕事)をさせて頂いたり、Favorite Placesの東京版京都版の立ち上げ(これまた旅人向きなお仕事)をさせて頂きました。

今年も頑張って働いていきますので、マーケットリサーチや事業の立ち上げ支援など、お役に立てることがあれば是非お声がけください。


●旅行

「旅人」らしく国内外を色々旅しました。特にラテンアメリカには全く行ったことがなかったので、1月のメキシコ行き、10−11月のアルゼンチン/チリ/ボリビア/ペルーの旅は非常に面白かったです。行く先々で時間があるときにはクリエイティブコモンズのコミュニティを中心に土地土地の弁護士や起業家やブロガーの皆さんとミーティングができたのもよかった。駆け足の旅だったのであまり実現できなかったけれど、やはり生で聞くと非常に面白い。日本の皆さんに伝えたいこともたくさんあるので時間を見つけてもっと書いていきたいです。

初のバーニングマンも面白かった!ということもつけ加えておきます :)

今年もバリバリ働いてバリバリ旅をしていきたいと思います!


●イベントれぽ

都内での色々なイベントにも参加させて頂き、ブログを書かせて頂きました。(途中まで書いてアップできていないれぽも多くあるのでそのうちパソコンからサルベージします。。。すみません)

Make Tokyo Meeting3 その1 その2 その3 その4 その5

海外を旅していて恋しく思うのが東京の面白いイベント達。いつもひっきりなしに面白いイベントが開催されていてTwitterで様子を見ているだけですごいなあ〜と思います。せっかく東京に住んでいるので、東京にいる間は面白いイベントにどんどん参加していきたいと思います。

というわけで皆様今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m